2026-03-07
小1算数
算数
家庭学習

小1算数でつまずく3つのポイント

小1算数でつまずきやすいのは難しい計算ではなく、数のイメージや文章題の理解です。夏以降に差が出やすい土台を見ていきます(小1 算数 つまずき)。

(入学後に差が出るのはここ)「算数が苦手かもしれません」

小学校に入って数か月。最初は順調に見えても、夏頃から「なんとなく算数が苦手そう」という声が増えてきます。

実は小1算数のつまずきは、“難しい計算”が原因ではありません。土台の部分でつまずくことがほとんどです。

ここでは、小学1年生で特につまずきやすい3つのポイントを整理します。

算数が苦手になる本当の理由

1. 数のイメージがあいまい

小1算数は「10までの数」から始まります。

しかし、

  • 数を言える
  • 数を数えられる

ことと、

  • 数の“量”を理解している

ことは別の力です。

たとえば「7」という数字を見て、7個のかたまりが頭に浮かぶかどうか。この“量のイメージ”が弱いと、計算に進んだときに不安定になります。

指で数え続ける状態が長く続く場合、量の理解が十分でないことがあります。

未就学期に大切なのは、計算練習よりも「物を数える経験」です。

おやつを分ける、階段を数える、ブロックを並べる。こうした日常の場面で数に触れている子は、数字を記号としてだけでなく“量”として捉えやすくなります。計算に進む前のこうした経験が、後から大きく効いてきます。

2. 文章題で止まる

計算はできるのに、文章題になると急に止まる。これは非常によくあるケースです。

原因は、

  • 読み取る力
  • 状況を想像する力

がまだ育ち途中だからです。

算数は数字の教科に見えますが、実は“読解力”が必要な教科でもあります。

小1前半では、文章題が「計算の問題」ではなく、「状況を理解する問題」になっています。

普段から、

「全部でいくつかな?」 「あと何個ある?」

と会話の中で数を扱うことが、自然な準備になります。

すぐに式を書かせるより、まずは「何が起きている話なのか」を言葉で確認することが大切です。りんごが増えたのか減ったのか、誰が何個持っているのか。場面をイメージできると、文章題への苦手意識は和らぎやすくなります。

3. 繰り上がりで混乱する

夏以降に始まる“繰り上がりのたし算”は、小1最大の山場です。

ここでつまずく子は多いですが、原因は計算力そのものではありません。

10のまとまりを理解できているかどうか。

「8 + 5」は、

  • 8に2を足して10
  • 残り3を足して13

という“分解”の考え方が必要です。

この発想が身についていないと、暗記に頼ることになります。

暗記は一時的に解けても、すぐに不安定になります。

繰り上がりで止まりやすいときは、答えを早く出す練習より、「10をつくる」感覚を遊びの中で繰り返すほうが効果的です。5と5、6と4、8と2といった組み合わせが体に入ってくると、計算の見え方が変わります。

算数が苦手になる本当の理由

小1算数で差が出るのは、

  • 数のイメージ
  • 話の理解
  • 10のまとまりの感覚

といった“目に見えない土台”です。

計算ドリルの量を増やすことでは解決しないことが多いのです。

家庭でできるサポート

難しい教材は必要ありません。

  • 物を一緒に数える
  • 10のまとまりを意識する
  • 文章を一緒に声に出して読む

それだけでも十分な準備になります。

小1は「できないから苦手になる」よりも、「分からない経験が続いて不安になる」ことで苦手意識が強まります。

もし最近つまずきが増えてきたと感じたら、ドリルの量を増やす前に、どこで止まっているのかを細かく見てみるのがおすすめです。数字そのものなのか、言葉の理解なのか、10のまとまりなのか。原因が分かるだけでも、家庭でのサポートはしやすくなります。

安心して取り組める環境が、何よりの土台です。

まとめ

小1算数でつまずきやすいのは、

  • 数の量のイメージ
  • 文章題の理解
  • 10のまとまりの感覚

この3つです。

計算を急がず、土台を丁寧に育てること。それが算数への安心感につながります。

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