ハンガリーとイタリアの国旗はどう違う?似た三色旗を見分けよう

この記事の要点

ハンガリーは赤・白・緑の横帯、イタリアは緑・白・赤の縦帯。似た国旗の見分け方と覚え方、色の意味と歴史を、比較図・表・親子クイズで紹介します。

赤、白、緑。この3色を使った国旗を、見たことがありますか?

ハンガリーとイタリアの国旗は、どちらもこの3色でできています。でも、同じ旗ではありません。

「色が同じなのに、どうやって見分けるの?」

答えは、帯の向きと、色の並ぶ順番にあります。二つの旗を並べると、違いがすぐに見えてきます。

まず地図で、二つの国の場所を見てみよう

どちらもヨーロッパにある国です。ハンガリーは海に面していない内陸国で、首都はブダペスト。イタリアは地中海へ長くのびる半島が目印で、首都はローマです。

似た色の旗を使っていますが、国の場所や形は違います。地図を拡大して、国名と位置を確かめてみましょう。 Google マップで大きく見る

世界地図で探すときは、まずイタリアの長靴のような形を見つけてみてください。そこから北東の方向へ目を移すと、ハンガリーを探す手がかりになります。地図を拡大して、首都の名前も確かめてみましょう。

国・地域の基本データ

項目ハンガリーイタリア
地域・位置づけヨーロッパ/独立国ヨーロッパ/独立国
首都・政府所在地ブダペストローマ
言語ハンガリー語イタリア語
通貨フォリントユーロ
人口(2024年)9,562,065人58,952,704人
名目GDP(総額)約2,228.48億米ドル(2024年)約2.38兆米ドル(2024年)

GDPは、国や地域の中で1年間に新しく生み出された価値の合計です。ここでは名目GDPを米ドルで示しています。人口やGDPは、その国の暮らしのすべてを表す数字ではありません。

人口と2024年のGDPは世界銀行の統計(2026年10月13日確認)。基本情報はハンガリーの公的資料・イタリアの公的資料を参照しています。

場所を確かめたら、二つの旗を見比べてみましょう。

左のハンガリー国旗は上から赤・白・緑の横帯、右のイタリア国旗は旗ざお側の左から緑・白・赤の縦帯
ハンガリーは横の帯、イタリアは縦の帯。どちらも白が中央ですが、赤と緑の位置は違います。

ハンガリーは横、イタリアは縦

ハンガリーの国旗は、同じ幅の横の帯が3本。上から赤・白・緑と並びます。

イタリアの国旗は、同じ幅の縦の帯が3本。旗ざおを左にして見たとき、左から緑・白・赤と並びます。

比べるところハンガリーイタリア
帯の向き横縦
色の順番上から赤・白・緑旗ざお側から緑・白・赤
白の位置中央の横帯中央の縦帯
覚える手がかり赤がいちばん上緑が旗ざおのそば

「赤・白・緑を使っている」とだけ覚えると、二つが混ざってしまいます。「横か縦か」まで言えるようにしてみましょう。

イタリアは、見る向きにも注意

風になびく旗を反対側から見ると、画面の左と右が入れ替わることがあります。そのため、イタリアの旗は「左が緑」とだけ覚えるより、旗ざおに近い側が緑と覚えるほうが確かです。

カードや図では、ふつう旗ざお側を左にして示します。この記事の比較図も、その向きにそろえています。

覚え方は「横に赤」「旗ざおに緑」

二つを見分ける練習には、短い手がかりが便利です。

  • ハンガリー:横の帯で、赤が上。
  • イタリア:縦の帯で、緑が旗ざお側。

これは、形を覚えるための手がかりです。国旗の色の意味や歴史を説明したものとは分けて考えましょう。

紙に三つの横の区切りと、三つの縦の区切りを描いて、色鉛筆で塗ってみるのもおすすめです。塗った後に国名を言い、正しい旗と見比べて確かめてください。

ハンガリーの3色には、どんな意味がある?

ハンガリーの基本法では、国旗の色と並びだけでなく、それぞれが表す意味も示されています。

色基本法に示された意味
赤力
白忠誠
緑希望

「忠誠」は、信じる相手や国などに誠実であろうとすること。少し難しい言葉ですが、人々が大切にしているものを旗の色に重ねているのですね。

ハンガリーの旗を見たら、上から色を確認した後に、「力・忠誠・希望」という意味も思い出してみましょう。

イタリアの3色は、歴史から見てみよう

イタリアの国旗は「トリコローレ」と呼ばれます。三色の旗を指す名前です。

イタリア大統領府の解説によると、緑・白・赤の三色旗が国の旗として生まれたのは、1797年1月7日、レッジョ・エミリアでした。当時の国は、現在のイタリア共和国ではなく、チスパダーナ共和国という共和国です。

その背景には、フランスの三色旗の影響がありました。また、白と赤はミラノの紋章に、緑はミラノの市民の警備隊の制服に使われていた色として説明されています。

その後、旗の姿や国の仕組みが変わり、現在のイタリア共和国の憲法第12条では、緑・白・赤を同じ大きさの縦の帯で並べることが定められています。

同じ3色でも、ハンガリーの色の意味をそのままイタリアに当てはめることはできません。国旗を調べるときは、今の決まりと、そこに至る歴史をそれぞれ確かめるとおもしろいですね。

水辺の街から、どんな国かのぞいてみよう

ハンガリーの首都ブダペストには、ドナウ川が流れています。川をはさんだブダ側とペスト側を橋がつなぎ、川沿いには歴史ある建物が並びます。温泉を利用する浴場も街の特色の一つ。日本と遠く離れていても、お湯に親しむ場所があるのですね。

イタリア北東部のヴェネツィアでは、街の中を運河が通っています。歴史ある街は118の小さな島に広がり、島と島を橋が結んでいます。ブダペストの大きな川と比べると、水と街の関わり方も違うのですね。地図を拡大して、「家の間に水路がある!」「隣の島へ渡る橋はどこ?」と探してみると、街のつくりのおもしろさに気づけます。

親子で挑戦!見分けクイズ

Q1上から赤・白・緑の横帯が並ぶのは、ハンガリーとイタリアのどちらですか?

答えを見る
答え:ハンガリー

解説:帯が横向きで、いちばん上が赤です。

Q2イタリアの国旗で、旗ざおにいちばん近い帯は何色ですか?

答えを見る
答え:緑

解説:旗ざお側から、緑・白・赤の縦帯が並びます。

Q3ハンガリーの基本法で、緑は何を表すとされていますか?

答えを見る
答え:希望

解説:赤は力、白は忠誠、緑は希望を表します。

Q4ハンガリーとイタリアのうち、海に面していない国はどちらですか?

答えを見る
答え:ハンガリー

解説:ハンガリーは内陸国。イタリアは地中海に突き出す半島が地図の目印になります。

まとめ:同じ色でも、並べ方は違う

ハンガリーは、上から赤・白・緑の横帯。イタリアは、旗ざお側から緑・白・赤の縦帯です。

似た旗を覚えるときは、「使っている色」だけでなく、「帯の向き」「色の順番」「旗ざお側」を比べてみてください。小さな違いに気づくと、それぞれの国の旗を見分けられるようになります。

ハンガリーの国旗カードとイタリアの国旗カードを交互に見ながら、色の順番を言ってみましょう。星や動物の模様も比べたいときは、サモアの国旗とアメリカ領サモアの違いも読んでみてください。

世界地図を見た後は、日本の都道府県や地形にも目を向けてみませんか。ページ下の「日本地理マスター」では、日本の地理をカードやクイズで確かめられます。

「世界の国旗のひみつ」シリーズ


参考文献

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