プリント学習を続けるコツ
プリント学習が続かない原因と、家庭で無理なく続けるための実践ポイントを整理。1枚ルールや習慣化の工夫を紹介します(プリント学習 続けるコツ)。
プリント学習を続けるコツ
最初は毎日続いていたプリントが、気づいたら週に数回になり、そのうち「やりたくない」と言われるようになってしまった——そういった経験は珍しくありません。始めるよりも続けることの方が難しいのが、家庭学習の実情です。
プリント学習を続けるためには、量よりも続けやすい仕組みを作ることが大切です。
ここでは、家庭で取り入れやすいコツをいくつか紹介します。

1枚だけでもOKにする
プリント学習が続かなくなる一番の理由は、量が増えすぎてしまうことです。
「もう1枚やろう」
「あと2枚やろう」
と増えていくと、子どもにとって負担になってしまうことがあります。
そこでおすすめなのが、
1枚やったら終わりでもOK
というルールです。
短い時間でも「今日もできた」という経験を積み重ねることが、家庭学習を続ける大きな力になります(Deci & Ryan, 1985)。
毎日同じタイミングで取り組む
プリント学習は、時間を決めておくと続きやすくなります。
学校から帰ってきたあと、おやつのあと、夕食の前など、生活の流れの中に組み込むと、自然と習慣になっていきます。
毎回「いつやる?」と考えるより、決まったタイミングで机に向かう方が負担が少なくなります(Cepeda et al., 2006)。
簡単な問題から始める
家庭学習では、成功体験がとても大切です。
最初から難しい問題に取り組むと、
「できない」
「やりたくない」
という気持ちにつながることもあります。
まずは少し簡単な問題・すぐ終わるプリントから始めて、「できた!」という感覚を積み重ねることが大切です。
自信がつくと、自然と次の問題にも挑戦しやすくなります。
終わったらしっかり褒める
プリントが終わったときは、ぜひしっかり声をかけてあげてください。
「今日もできたね」「集中していたね」「続けられてすごいね」といった言葉は、子どものやる気につながります。
特に小学校低学年のうちは、努力を認めてもらえることが大きな励みになります。
プリント以外の学びも大切にする
プリント学習は便利ですが、それだけが学びではありません。
読書・工作・外遊び・会話などの体験も、子どもにとって大切な学びです。こうした時間の中で想像する力・考える力・言葉の力が育っていきます。
プリントは、そうした学びと組み合わせながらバランスよく取り入れることが大切です。
続けることが一番の力になる
家庭学習では、特別な教材や難しい問題よりも、続けることが一番の力になります。
短い時間でも毎日机に向かう・学ぶ時間を作るという習慣があると、学年が上がってからも自然と学習に取り組めるようになります。
プリント学習は、その習慣を作るためのひとつの道具として使うと、家庭学習を無理なく続けやすくなります。
焦らず、子どものペースに合わせながら、少しずつ積み重ねていけるといいですね。
参考文献
- Deci, E. L., & Ryan, R. M. (1985). Intrinsic Motivation and Self-Determination in Human Behavior. New York: Plenum Press.
- Cepeda, N. J., Pashler, H., Vul, E., Wixted, J. T., & Rohrer, D. (2006). Distributed practice in verbal recall tasks: A review and quantitative synthesis. Psychological Bulletin, 132, 354–380.
- Zimmerman, B. J. (2002). Becoming a self-regulated learner: An overview. Theory into Practice, 41(2), 64–72.




